住宅地のアライグマ、ハクビシン、タヌキの対策と駆除

近年、アライグマやハクビシンなどの中型の動物が増えています。そのため農地にとどまらず住宅の多い市街地まで姿を見るようになりました。

農業では農作物被害に直結するため、電気柵や捕獲など様々な対策をして一定の効果が上がっています。農地と住宅地で違いはあるものの、対策の基本は同じです。

今回はアライグマやハクビシン、タヌキといった中型の動物の対策を紹介します。

目次

問題点

ペットとして飼育されているイヌやネコと野生のアライグマやハクビシンなどは大きく違います。

野生の動物は誰も管理していないのでダニは寄生虫を宿しています。特にアライグマは狂犬病やマダニを媒介することが知られているので注意が必要です。凶暴な性格なので可愛いから近づいたり餌付けをしたりしてはしてはいけません。

在来と言われるタヌキにも注意が必要です。疥癬(カイセン)という強い痒みを伴う皮膚病を媒介するダニを宿しています。疥癬は人間にもペットのイヌネコにも感染します。毛の抜けた個体は疥癬を発症しているので危険です。かわいそうに見えても避けるべきでしょう。

人間の住みよい環境は野生動物にとっても良い環境

野生動物が山を離れ人里や市街地にまで来るのには理由があります。それは住みよい環境だからです。人以外に捕食者になる動物がいない場所なので、エサと寝床の問題が解決すれば居付いてしまいます。

市街地でも人の食べ残しや庭木の果樹など食べ物は結構あります。寝床も床下、屋根裏、空き家や神社など、探せばいい物件があるとでも思っているのではないでしょうか。

人が住みよい環境は野生動物にとっても天敵のいないいい環境なわけです。

対策

対策は駆除するだけではありません。駆除の前に日ごろから寄せ付けない対策が必要です。前述したとおり、住宅地や人里は捕食する天敵がいないので食べ物と寝床があれば容易に住み着いてしまいます。

対策は二つ。一つ目は餌を用意しない。もう一つは寝床を貸さない。

餌を用意しない

土地の広い屋敷を持っている場合、庭に穴を掘って生ごみを捨てている家庭がありします。これは、人間側からすればゴミですが、野生動物からすれば食べれるエサです。しかも人間が食べていた栄養価の高い美味しい物なので、動物は味を覚えて再びやってきます。

生ごみを捨てていなくても、庭木に果樹を植えている場合は要注意です。柿や柑橘は動物にとっても甘くて美味しいものです。地面で腐らせず、地中に埋めゴミとして処分しましょう。

ペットを外飼いしている場合も注意が必要です。ペットフートを狙ってやってくる個体もいます。

寝床を貸さない

野生動物が住宅地で活動するためには安心して寝れる寝床が必要です。住宅地では軒下や屋根裏、納屋、空き家、神社などを寝床にしています。

自分の家にできる対策は、侵入経路を塞ぐことです。軒下であれば通気口が壊れていないか、開口部が大きすぎないか確認する必要があります。屋根裏へは、屋根の隙間を塞ぐ必要があります。隙間を見つけらんねーよ、という場合は、屋根に登れる経路を潰すだけでも効果があります。例えば、伝って渡れそうな庭木の枝を切るといった感じです。

納屋や小屋など人が住んでいない場所は隙間も多く侵入しやすいので注意しましょう。

捕獲と駆除

野生動物がやっかいなところは、被害が出ていても勝手に駆除ができない点です。鳥獣保護法によって守られており、勝手に捕まえて駆除することはできません。

役所に相談、申請、審査後、捕獲カゴを借りて設置するといった流れで時間がかかります。また、捕獲に対して役所が責任をもって捕獲してくれるわけでもなく、捕まえるのは申請者自身です。どうしても自分で捕獲してみたい場合はご自身ですべて行うとして、それ以外の場合は業者にお願いするのがオススメです。

業者は捕まえるプロです。申請から捕獲、駆除まですべてやってくれます。過去の実績から侵入経路や寝床の場所を熟知しています。

ホームレスキューさんは見積までが無料なので一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

害獣駆除の専門業者 ホームレスキュー

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