ひょっくり芋は、掘りたての里芋を茹でて皮を剥いただけのシンプルな料理です。
茹でた里芋を手で握り、絞るように親指と人差し指の間から中身を押し出します。このとき、中身がひょっくりと顔を出す様子から、ひょっくり芋と呼ばれているようです。
この呼び方は、神奈川の県央周辺くらいで呼ばれています。他の地域では、きぬかつぎなんて呼ばれ方をしているようです。
海老名では、古くから秋に里芋の収穫が始まると、旬の味覚として里芋をひょっくり芋にして食べられてきました。味付けは素材の味を殺さないように、醤油をすこしかけるくらいにします。
他にも美味しい食べ方があるんじゃない、結局茹でただけじゃんなんて思われるかもしれませんが、里芋が一番美味しいのは掘りたてです。
掘りたてが入手可能な秋にしか食べることのできないものなので、是非お買い求めください。ゆで時間は、沸騰したお湯で煮沸させずに10分くらい、電子レンジなら500Wで5分くらいを目安にし、串がスッと通れば火が通ったと判断します。
茹でてグツグツさせると溶けてしまうので、電子レンジでの調理がオススメです。
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