はじめに
かつて日本中どこの農家でも代々継いできた野菜がありました。
種取りの手間や病気に強く多収なことから、種苗会社の販売する品種が広がり、近年種取りをして翌年に植えるとは減っています。そんな中でも代々種を取って翌年に植える代表的な作物はショウガです。
今回は、春に植え秋に収穫して一部を種として保存して翌年に植えるという感じで、代々伝わってきたショウガを紹介します。
代々伝わるショウガ
品種名はありません。不明です。口伝でずっと伝わってきた程度にしか聞いていないため、いつ誰がどこから持ち込んだなども詳しくわかっていません。
色々な品種が販売されている現代において、品種名が不明ってちょっと面白くありませんか。お金をかけてゲノム解析をすれば、どの品種に近いのか分析することは可能と思われますが、今のところそこまでする予定はないです。
先祖から代々受け継いできたので、この土地に合っていて美味しいショウガであることに間違いでしょう。
このショウガは、スーパーで手に入るような大型のものではなく、小型のものです。
味や香りはギュッと詰まっているのでぜひお試しください。
オススメの調理例
小型のショウガのため、ガリのような薄くスライスするような食べ方は剥きません。
オススメは、新鮮な物であれば味噌をつけて食べることです。新鮮なショウガならではの香りを楽しめます。調理する場合は、なんにでも合いますが、梅酢漬けや醤油漬けにしてしまうのがオススメです。
保存するのは、たくさんとれる農家が食べきれないときにするようなものなので、やっぱり味噌をつけてお酒と一緒に召し上がっていただくのが一番オススメですね。
おわりに
代々伝わるショウガは品種名や履歴は不明ですが、小型で香りや味はギュッと詰まっています。
種取りをする農家が減ってしまった現代では、こういった品種は大変珍しいものです。
販売は直売所メインなので、是非お買い求めにいらして下さい。
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