日本人と大豆のお話

こんにちは。清水園芸です。今回は大豆という作物についてお話しします。

はじめに

大豆と言えば、豆腐や醤油の原料や煮豆といった料理の材料として日本ではお馴染みの食材です。また、夏に旬を迎える枝豆は、未成熟の大豆となります。

この大豆、いまや世界中で利用されている重要な作物ですが、実は日本から世界へ伝わったものです。

作物としての大豆、日本人と関わりがとても深い事をご存知でしょうか?

世界へ拡がった大豆

大豆は東アジアで昔から栽培されていました。欧米に伝わったのは比較的最近で18世紀以降です。

これは日本の長崎を訪れていた博物学者がヨーロッパに紹介したのが始まりです。そのルーツは大豆の英語名にも見られます。当時、日本はSoy sauce(醤油)をヨーロッパに輸出していました。Soy sauce(醤油)の原料の豆ということで、英語名がSoy beansとなりました。

今ではアメリカ等で大規模に栽培されて、世界中で取引きされていますし、大豆生産の元祖とも言える中国や日本でも大量に輸入しています。

元祖・東アジアでの栽培と原産地

このように世界に広がった大豆の源流をたどると、栽培の元祖は中国、日本など東アジアです。

日本には、仏教文化と共に中国から伝わったと言われていました。しかし、最近の研究では、日本ではもっと古く、縄文時代から栽培されていたことが分かってきました。

では、野生種はどんな植物なのかというと、ツルマメという植物になります。東アジアに自生しており、中国や日本にも生息しています。この野生のツルマメを改良して栽培品種になったと考えられていて、東アジアのあちこちで古代人がこれを栽培し始めたのが大豆の始まりです。

日本でも、縄文人が原始的な農業を始め、ツルマメも栽培し始めました。その証拠に、縄文時代の遺跡から古い大豆の遺物が出土しています。

日本は大豆の食べ方で世界をリード

今や欧米でも大豆は広く栽培されるようになりました。しかし、欧米では比較的新しい作物なこともあり、大豆の食べ方は日本や中国程多様ではありません。欧米でどんな料理に使われるか、あまり思い浮かばないのが現状でしょう。

そもそも欧米では家畜の飼料が主な用途でした。1980年代に日本文化がブームになった時に、豆腐も改めて注目され、現在ではヘルシーフードとしてすっかり定着しています。加工食品の醤油も日本からヨーロッパに17世紀に輸出が始まっていて、今ではアメリカのスーパーマーケットの棚に並ぶ程です。

一方で日本は、そのまま煮たり食べる以外にも様々な加工品にして食べられています。例えば豆腐、湯葉、納豆、醤油、味噌、豆乳など、ちょっと思い浮かべるだけでも幅広くレパートリーに富んでいることがわかります。そして最近、また新しく日本から世界に広まった大豆の食べ方があります。

それは枝豆です。

大豆の栽培中に若い未成熟の豆を食べてしまう枝豆は、中国にも無かった食べ方で、これが今欧米でもちょっとしたブームです。その証拠にEDAMAMEで外国人に通じます。

調理法も簡単で塩水で茹でるだけ、味も栄養価も良く、世界に広まるのは当然とも言えます。大人から子供まで年齢や地域を問わず楽しまれるのは何だか嬉しい気持ちになります。

お酒を飲む人にとってはビールと枝豆は定番です。これがビール発症の国でも見られるのはわくわくしませんか。勝手に日欧同盟と呼ぶことにしましょう。

おわりに

大豆は日本の食文化に大豆は欠かせないものです。古来より日本人との関わり深く、縄文時代まで遡れます。

欧米でも栽培も広がり、ヘルシーフードとして大豆製品が注目されています。以前は大豆製品といえば、醤油や豆腐でしたが、近年は枝豆が受け入れられているようです。海外では、塩ゆでだけでなく、ガーリック味にしたりと既に多様化の兆しが出ています。

今後、日本人が目にしたことのないような大豆製品が欧米から輸入されるかもしれませんね。

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