こんにちは。清水園芸です。
今回は、いろいろな場所で開催される「農産物直売イベント」「マルシェ」の楽しみ方を、生産者の側からお伝えいたします。
マルシェとは
農産物の直売イベントを、フランス語から借りて「マルシェ」と呼ぶことが定着しています。
フランスでのマルシェは、いわゆる青空市場。都市の中で定期的に頻繁に開催され、都会の人はマルシェで生鮮食品を買うことを楽しみにしています。
日本でも、イベント的な農産物の直売市を、マルシェと名付けて開催されることが多くなりました。
このマルシェも、売り手側は何通りかあり、実店舗を持つ食料品店が行なっているものもありますが、農家が直接に売りに来ている場合がやはりおすすめです。
今回は農家が販売しているマルシェの楽しみ方にしぼってお話ししましょう。
マルシェの楽しみ方
さてこのマルシェ、いろいろな場所で開催されます。
公園、施設、道路や駅など、普段は買い物をする場所ではないところで行われていると、開催されている場所に行くだけでもお祭りのような感覚で楽しくなります。
まずはマルシェ会場をぐるりと見て回ってみましょう。また、地元産の伝統の農産物や、名産になっている農産物を見ることもできます。
会場では「生産直売」「朝どり」などのPOPがあるでしょう。これは生産者の農家が直接売りに来ている証明です。
気になる商品があっても、特になくても構いません。売り子の人に話しかけてみてください。販売側も、自分たちが育てた新鮮な農産物を、ぜひ知って貰いたい、できれば買って、食べて、楽しんで貰いたいと思っています。
そして、お客様とお話ししたいと思っています。
マルシェに売り手として参加する農家は、自分の作った農産物の説明をしたい、いろいろな人に知ってもらいたいという気持ちがとても強いので、お話しや商品説明は大歓迎。
たとえ買って貰えなくても構いません。
売り上げが多いに越したことはないですが、それよりも、忙しいイベントにわざわざ参加するのはお客との交流が楽しみだったり、お客さまに楽しんで貰いたいという想いがあるから。
ですので、どんどん話してみましょう。
この野菜は何か、どう料理するのか、どうやって育てたのか・・・など、聞きたいことにはしっかり答えますよ。
おすすめの農産物や食べ方も聞いてみてください。
農家直売のマルシェの場合、おすすめのものにウソはありません。
売って利益を出すことだけが目的ではありませんから、お客さまに喜んでいただけるものを、自信を持っておすすめします。
ぜひともいろいろなお店を回って、話して、気に入ったものや、おすすめ商品を買ってみてください。
家に帰ったら生産者から聞いた料理を試してみましょう。
そしてそれが美味しかったら、SNSやネットなどで感想を書いてみてください。農家にとってとても嬉しいことです。
まとめ
いろいろな場所で開催されているマルシェ。生産者の直接販売の場合、生産者は可能な限り新鮮な農産物を用意している場合がほとんど。
元産の伝統の農産物や、名産になっている農産物を見ることもできます。良い商品をお客に知ってもらい、買ってもらいたいと思っています。
そして、お客さんと話したい、交流したいと思っています。
このような場ですから、ぜひ生産者との交流を楽しみに行きましょう。生産者にとっても、買う側にとっても、直接話して情報交換することはメリットがあります。
そして、生産者側もイベントを楽しむ気持ちもあって参加しています。マルシェは生産者もお客さんも、その場にいる全員が楽しい雰囲気を作り出せるイベントです。
ぜひマルシェが開催されているところを見かけたら、ぶらりと立ち寄ってみてください。
生産者は、お客さんを楽しませよう、そして自分も楽しもうと、お客さんが来るのをお待ちしています。
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